葛飾区より文書交換バッグ製作のご依頼をいただき、8号帆布を使用した文書交換バッグを国内にて製作し、葛飾区役所へ無事納品いたしました。
自治体業務で日常的に使用されるバッグということもあり、耐久性・実用性・安全性を重視した仕様での製作となりました。

文書交換バッグは、区役所内や関連施設、外部機関との間で公文書や資料をやり取りするために使用される業務用バッグです。
日々繰り返し使われるため、丈夫さ・使いやすさ・安定した品質が求められます。また、公的文書を扱う性質上、破損や型崩れ、内容物の落下などが起きない設計であることも重要なポイントです。
今回のご依頼では、既存バッグの経年劣化に伴う更新を目的とし、長期使用に耐えうる国産帆布バッグの製作をご相談いただきました。
使用した素材は、国産の8号帆布です。
8号帆布は厚みとコシがあり、重い書類やファイルを入れても型崩れしにくく、業務用途に非常に適した生地です。耐摩耗性にも優れているため、日々の持ち運びや保管による擦れにも強く、長期間の使用を前提としたバッグ製作に多く採用されています。
また、帆布ならではの落ち着いた風合いは、行政機関での使用にも違和感がなく、視覚的にも安心感を与えます。
今回の文書交換バッグは、すべて国内にて製造しています。
裁断から縫製、仕上げに至るまで一貫して国内で行うことで、品質のばらつきを抑え、細部まで目の行き届いた製品づくりが可能となります。
特に業務用バッグでは、持ち手部分や角の縫製強度が重要です。
負荷のかかる箇所には補強縫製を施し、繰り返し使用しても安心してお使いいただける構造としました。
自治体業務で使われる文書交換バッグは、装飾性よりも実用性が最優先されます。
そのため今回は、無駄を省いたシンプルなデザインとし、書類の出し入れがしやすいサイズ感と安定感を重視しました。
また、複数の職員が使用することを想定し、癖のない仕様とすることで、誰でも違和感なく使えるバッグに仕上げています。

完成した文書交換バッグは、葛飾区役所へ無事納品いたしました。
実際に手に取っていただき、しっかりとした作りや生地の厚み、縫製の丁寧さをご確認いただけたことは、製作者として大変ありがたいことです。
公共機関からのご依頼は、品質面だけでなく、納期遵守や仕様確認など、信頼関係が何より重要になります。
今回も事前の打ち合わせを重ねながら進行し、予定通り納品することができました。
当工房では、今回のような自治体向け文書交換バッグをはじめ、業務用バッグ、備品用収納バッグ、運搬用帆布バッグなど、法人・団体様向けのオーダー製作を承っております。
・使用目的に合わせた素材選定
・耐久性を考慮した縫製設計
・国内製造による安定した品質
これらを大切にしながら、一点一点丁寧に製作しています。
日常業務のなかで当たり前に使われるバッグだからこそ、
「壊れない」「使いやすい」「安心できる」ことが重要です。
目立たない存在でありながら、業務を支える道具として、確かな役割を果たす製品づくりを今後も続けていきたいと考えています。
葛飾区よりご依頼いただいた今回の文書交換バッグ製作は、
国内ものづくりの力を活かし、実務に寄り添った製品を形にできた一例となりました。
今後も、用途に応じたオーダーメイドバッグ製作を通じて、お客様の業務を支えてまいります。